JANTZEN COLUMN vol.12
週末トリップ!和歌山・有田川町(後編)
ショップ、古民家宿から工房まで。
この町で話題の4スポット
2022.09.28

ジャンセン(JANTZEN)の理念や考えに基づき、そこから派生したライフスタイルに纏わる“ヒト・モノ・コト”にフォーカスしていく連載企画「JANTZEN COLUMN」。Vol.12でも前回に引き続き、和歌山県有田川町のトリップコラム(後編)をお届けします。

着用アイテム:プリントフレアシャツ¥7,700タックフレアースカート¥8,800衿リブロゴプリントTシャツ¥2,750サンドウォッシュBIGシャツ¥9,900ポンチスリムパンツ¥6,600/ジャンセン その他 参考商品およびスタッフ私物 *記載の価格は税込

今回は、vol.11で紹介のカフェ&ビアバー「GOLDEN RIVER(ゴールデンリバー)」の店長さんが教えてくれた、有田川町で話題の4アドレスをピックアップ。


SPOT 01.
「NOMCRAFT BREWING」

人気のクラフトビール醸造所
限定商品がメイン、一期一会のフレーバーを楽しんで

休園となった保育所の一角に設けられた「NOMCRAFT BREWING(ノムクラフト・ブルーイング)」は、2019年5月にスタートし、今や国内各所で愛されているクラフトビールの醸造所。vol.11で紹介のカフェ&ビアバー「GOLDEN RIVER」でも提供されているクラフトビールメーカー。2つの定番品を除き、同じレシピでの仕込みは一回切りという限定商品がメインで、常に新しいレシピに挑戦し続けているという。



左から、「ミッドナイトダウン」Verdant酵母を使った、現代風のライトなイングリッシュビター。甘味・苦味が控えめでスッキリとした味わい。「ノムクラフト アイピーエー」5種類のホップを使って表現された、爽快でトロピカルなNOMCRAFTの定番銘柄。迷ったらコレ!「ラズルダズル」は小麦とラズベリーを楽しめるビール。まるでサワーのようなウィートエール。※定番以外は基本的に期間限定銘柄につき、なくなり次第終了。



クラフトビールシティ・ポートランドのビール作りを参考に試行錯誤。ベン・アダム・タクミのそれぞれが惚れ込んだ有田川町ではじまったNOMCRAFTのクラフトビール。

お隣のGOLDEN RIVERをはじめ、和歌山にある30数件のお店で展開されているほか、県外でも多数の取扱店がある。またイベント出店やオンラインでの飲み比べセットの販売なども行っているので、ぜひチェックしてみて。


NOMCRAFT BREWING
住所:和歌山県有田郡有田川町長田546-1
時間:10:00〜17:00(不定休)※醸造内のボトルショップの営業日時
TEL:070-4211-5114
URL:https://nomcraft.beer/
Instagram:@nomcraft.brewing

SPOT 02.
「GUEST HOUSE もらいもん」

古民家をリノベーションした宿泊施設
今秋オープンの2軒目「日日」の内観も公開

6年前にオープンした「GUEST HOUSE もらいもん」は、古民家をリノベーションした1組貸切のゲストハウス。有田川町のおもてなしの宿として宿泊+食事+体験を提供。猪肉のしゃぶしゃぶや天然鮎の塩焼き、なれ寿司などの地元の郷土料理を楽しんだり、みかんの収穫体験(11月・12月)をしたり、石窯でピザを焼いたりと、オリジナリティ溢れる宿泊体験ができる。今年9月には、もらいもんの隣に新館の「日日」がオープン。



夏の取材時は、みかん蔵を改装した新館「日日」の施行中。こちらも1組貸切の宿。もらいもん・日日は、田舎のおばあちゃんちのような、どこか懐かしさのある快適な空間で、暮らすように泊まれる。



築110年超とされる蔵を改装した「日日」の内観。かつては牛の飼育、農作物や味噌・醤油の貯蔵倉庫、みかん蔵として利用されていた。蔵の梁や土壁など歴史と趣は残しつつも、ソファ、テーブル、プロジェクター、ミニキッチンを備えるモダンな客室へとリノベーション。ワ―ケーションにもおすすめ。



「有田川町には豊かな自然と食文化、そして個性あふれるお店がたくさんあります。まずは1泊、できれば2泊、滞在中はノープランでお越しいただいて構いません。ただ泊まるのではなく、暮らすようにゆったり滞在してみてください」とオーナーの楠部さん。



GUEST HOUSE もらいもん
住所:和歌山県有田郡有田川町吉原1450
TEL:050-3555-1450
URL:https://www.moraimon.jp
Instagram:@guesthouse.moraimon

SPOT 03.「丸十家具」

ハッピーな暮らしのアイデアが見つかる
インテリアショップ

1963年オープンの「丸十家具」は、この地で老舗の家具屋さん。現オーナーの森本さんはこの店の3代目オーナーで、継いでから20年程。今は家具を主軸としつつ、同店に携わるメンバーの趣味嗜好が反映されたライフスタイルにまつわるアイテムも豊富に取り揃えたインテリアショップとして営業。昨今は、SNSを見て足を運んでくれる県外からのお客さんも多いそう。



モダンであたたかみのあるスタイリングが印象的。あの有名ブランドの家具もそろっている。



ヴィンテージラグも充実。他店の相場観よりお手頃価格な予感。気になるものを見つけたら即購入が正解。



器類もとっても豊富。エントランスを入ってすぐのゾーンには、お皿、グラス、調理器具など、キッチン周りのアイテムがずらり。


オーナーの森本さんは、「自然豊かな有田川町には、この町ならではの景色や空気感を生かしたスポットやお店が多い。丸十家具もそんなショップの1つです。自分たちが本当に好きなものを集めているお店なので、ふらっと気軽に立ち寄ってもらえたら嬉しい」と語る。また同店は、「サークル」という名のカフェも併設。毎月第1土日曜には、自家製のスパイスカレーが振る舞われる人気イベントが。他、ものづくり系のワークショップも様々に開催されていて、こちらも大盛況。スケジュール等の詳細は、丸十家具のHPやInstagramから。



丸十家具
住所:和歌山県有田郡有田川町天満
時間:10時〜18時(定休日なし、ただし年末年始は休業)
TEL:0737-52-2373
URL:https://www.marujyukagu.com/
Instagram:@marujyukagu

SPOT 04.「SIL」

廃木材をアップサイクル
什器や家具、アウトドア雑貨を制作する工房

運送業者や青果市場から廃木製パレットを回収し、それをアップサイクルした製品の製造や販売を行う工房でクラフトメーカーの「SIL(シル)」。廃材のパレット解体し、木材の状態や個性を見極めて選別。釘抜き、製材、成形、圧着、研磨等を行ってから、店舗什器をはじめ、オーダーメイドの家具やアウトドア用品へと生まれ変わらせている。



廃木製パレットとは、様々な物資の保管や輸送の際に用いられる“すのこ”のような台のこと。これがSILがモノづくりに用いる資材。



「病気をきっかけに退職、起業を決意。一度は不用意になった物でも価値を見出せる事を示したいと思い、アップサイクル品を製造する事を決意しました」(代表・宮尾隆弘さん)工房での制作作業だけでなく、各地への打ち合わせや納品宮尾さん自らが赴く。



こちらはNOMCRAFT BREWINGで販売され、即完売となった父の日限定セットのビールケース。同店の店舗内にある看板もSIL作。もちろん有田川町のお店だけでなく、各地の会社やお店の什器も数多く手がけており、最近は都内のとあるスターバックスコーヒーの店内にもSILが手がけた什器があるそう。


企業やお店に限らず、個人でも制作の依頼をすることは可能。ただ、どんなオーダーでも可能な限り依頼主と対面で打ち合わせし、作るものだけでなく相手の人柄や気持ちも入念に伺ってから制作に取り掛かる。SILのオンラインストアで販売されているプロダクトは、誰でも気軽に購入できるので、まずはこちらをチェックして。キャンパーに人気の「スパイスボックス」をはじめ、味わいのあるツールボックスや天板も充実。また丸十家具でもSILの製品の展示販売、オーダーの受付を行なっている。



SIL
住所:和歌山県有田郡有田川町水尻567
時間:月〜金曜 10:00~18:00(土日祝休)
TEL:090-5361-3836
URL:https://www.sil-palletworks.com/
Instagram:@sil_mtaka34


自然があり、人と人の繋がりや温もりを感じることのできる有田川町。ぜひ、おでかけのウィッシュリストに追加してみてくださいね。
>>合わせて読みたい、週末トリップ!和歌山・有田川町《前編》はこちらから



次回は、10月下旬頃にvol.13を公開予定です。お楽しみに!



photograph_Yume Takakura
movie_Yuji Yamazaki
illustration_Mai Beppu
edit & text_Ryoko Suzuki